黒蝶真珠について

黒蝶真珠は黒蝶貝(くろちょうがい)から生まれる真珠です。 真珠貝は10cm~20cm程度で、その貝から採れる黒真珠のサイズは8mm~12mm程度のものが多いと言われています。 
真珠の色は黒系、グリーン系、グレー系などが多く、自然から生み出された多彩な色や形、 深みのある神秘的な輝きが黒蝶真珠の魅力です。グリーンブラック系や赤みとグリーン色の両方が感じられるものは、 ピーコックカラーと呼ばれています。

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<黒蝶真珠の形>

「ラウンド(真円)」形状を筆頭に、真円に近い形の「セミラウンド」、「サークル」と呼ばれる、外周を一周するライン(同心円状の線)のような溝のあるもの、「ドロップ(しずく)」形状のもの、「バロック」と呼ばれる凹凸のある不定形なものなどがあります。

<黒蝶真珠のお手入れ方法>

真珠は有機物のため、他の宝石に比べてお手入れが難しいというイメージがありますが、使用後すぐにお手入れする習慣を身に付けることで、安心して長く楽しむことができる宝石でもあります。 真珠の大敵は、酸性の汚れである皮脂や汗です。真珠の主成分は炭酸カルシウムで、水や酸、熱に弱い性質があるためです。 そのことから使用後はすぐに柔らかい布などで拭き、汗や皮脂を取り除くことが真珠をくすみから守ることにつながります。 また、拭くだけでは落ちない汚れがある場合は、ぬるま湯に浸した布を絞って表面をやさしく拭きましょう。その際は乾いた布でもう一度拭い、水分を残さないようにすれば、水に弱い真珠でも心配は要りません。 しかし、それでも汚れが取れなかったり、くすんだように見えたりするときには、市販されているパール専用のメンテナンスリキッドやパールリフレッシュクロス等を使うか、購入したお店や専門店での真珠クリーニングを相談してみましょう。 なお、真珠の保管は“1点ずつ”が基本です。1点ごとにジュエリーボックスなどに入れて、高温や多湿・乾燥し過ぎている場所を避けて保管します。