ゴールデンパールとは?

昔から『 茶金 』と言われて重宝されてきた、少し赤みがかった,ゴールド系の色合いの珠は、その希少さから白蝶真珠の中でも特別な存在となっています。

image description

<特徴>

ゴールデンパールの特徴は、なんといってもそのゴールド。色濃く出ているものほど上質とされ、再上質な色の珠は「茶金系」などと呼ばれることもあります。 また、白蝶貝は大型真珠が採れますが、必ずしも形がラウンドのみにはなりません。 ドロップ型やオーバル型、バロックなどのフォルムもしばしば見られます。
ネックレスやイヤリングなどのジュエリーで用いられることはもちろんですが、特別なパワーストーンとしても親しまれています。
「リッチ」「快適な暮らし」「上品」などを象徴するとして、他真珠とはまた違った価値を持っております。
確かにゴールドは縁起の良さを感じさせますね。

<日本のゴールドパール>

真珠がゴールド系に色づくのは、その生成過程で真珠層に含まれるたんぱく質の色素が影響しています。 そのためゴールデンパール用途の母貝でなくとも、金色の真珠が産出されることがあります。
日本でもあこや貝から「ナチュラルゴールド」と称される、美しく濃いゴールドを帯びた真珠が稀に見つかっています。 しかしながら前述のように真珠の養殖は白を目指して行われています。これは日本ではより顕著なため、非常に稀有な存在。高い価格で売買されることとなります。
また、南洋でのみゴールドリップは生息する、と申し上げましたが、実は日本の奄美大島では養殖が行われています。
ただ、熱帯の貝であるゆえ日本国内の環境は適合しているとは言えず、半分程度の大きさのものしか育ちません。一方で気温が下がるゆえに長期間育てることができ、緻密な真珠層を持つ、テリが美しいゴールドパールが生成されています。